2026年進捗レポート
はじめに
これは、2025年6月から2026年6月までの期間を対象とした、Spotifyのアクセシビリティプランに関する初の年次進捗レポートです。6つの分野で掲げたコミットメントに対する進捗状況を追跡しています。Spotifyのさまざまなチームからの意見をもとに作成されたこのレポートでは、これまでの成果、現在進行中の取り組み、そして今後注力していく分野についてご紹介しています。
障がいを持つ方との協議
「Nothing about Us Without Us (私たち抜きに私たちのことを決めるな)」という標語は、Disability Rights Movementの基礎的な信念で、障がいを持つ人のためのあらゆる取り組みやイノベーションには、当事者が全面的に参加する必要があるという考えを示しています。2025年6月に公開したアクセシビリティプランは、障がいのある方々との幅広い協議を重ねて策定したもので、この1年間もその協議を続行してきました。この進捗レポートでは、こうした優先事項となっている取り組みがどのように実施されているかを紹介します。
今年Spotifyでは、障がいを持つ方との協議を以下の5つのチャネルで行いました。
- Fable Engageのユーザビリティテストを毎月およそ10回のペースで実施しています。対象は、iOS、Android、およびウェブにおいて、スクリーンリーダー、代替ナビゲーション、拡大機能を利用するユーザーです。レポートの対象期間中に、リスナーの主要な利用フロー、新しい画面、そして「For the Record」のニュースルームサイトで約90回のテストが行われました。
- アクセシビリティセンターのフィードバックフォームでは、送信内容がアクセシビリティチームのプログラムマネージャーに直接送信されるようになっています。レポート対象期間中は、56件のフィードバックが寄せられました (匿名11件、登録ユーザーから45件)。
- Be My Eyesとの音声サポートの提携では、視覚障がいを持つユーザーや低視力のユーザーが、Spotifyに関するサポートを必要とする際に担当者にリアルタイムで相談できる環境を提供しています。
- EP 206は、Fableと共同で開発したR&D向けの主要なアクセシビリティ研修プログラムです。コースの内容には、Fableのテスターによるビデオも組み込まれています。
- Accessibility Advisory Boardは、レポート対象期間中に四半期ごとに開催され、外部からはFableの代表者も参加しました。
また、公開前に実施した、障がいのある101人のユーザーを対象としたFable主導のアンケートと、計画の草案をレビューしたフォーカスグループから得られた知見を引き続き活用しています。計画で優先的に進める事項は、こうした取り組みを基盤として定められました。
寄せられたフィードバック
2025年の計画策定時に、障がいのある方の意見をもとに定められた優先事項は、今年の取り組みでも指針となっています。また、継続的に寄せられるフィードバックからもその重要性が改めて確認されています。
障がいのある方々が語ってくれた、最も大切なこと。Fableの独自アンケートでは、回答者からさまざまな意見が寄せられました。たとえば、アクセシビリティを向上させるには障がいのある方と協力してテストを行うことが不可欠であることや、研修は障がいのある方自身の声を反映させることで最も高い信頼性を得られることなどです。雇用プロセスでは支援技術との確実な連携が必要であることや、カスタマーサポートでは担当者が支援技術やアクセシビリティについてよく理解していることが重要であるという声もありました。あらゆるサポートにおいて、人間の担当者につながることが最低限必要であること、ベンダーのアクセシビリティについては購入前に検証が必要であること、高品質の文字起こしや支援技術との互換性によって企業コミュニケーションが利用しやすくなるといった意見のほか、取り組みについて明確なスケジュールや進捗状況を共有してほしいという声も寄せられました。
寄せられた声をもとに今年取り組んだこと。約90回にわたるFable Engageのテストを通じて、支援技術への対応、ナビゲーション、見つけやすさ、一般的な利用フローでの使いづらさなど、改善が必要な点が繰り返し浮き彫りになりました。各テストではAccessible Usability Scaleのスコアを算出し、第三者監査で見つかった課題と同じワークフローで改善対応を進めました。アクセシビリティセンターに寄せられた56件の投稿については、カスタマーサービスが内容を確認し、直接対応するか、必要に応じて関連するプロダクトチームに引き継ぎました。
ユーザーの声を反映
今年は、2025年の計画策定時に障がいのある方の意見をもとに定めた優先事項に沿って、本格的に取り組みを進めた最初の1年でした。以下では、そうした対話を通じて得られた意見が、計画の各分野でどのように具体的な取り組みにつながっているかを紹介します。
- 2025年の計画で重点が置かれていたカスタマーサポートを例に挙げると、カスタマーサービスの取り組みは今年、方針を掲げる段階から実際に提供できる段階までに進展しました。本レポートの「情報通信技術」セクションで紹介しているとおり、Be My Eyesアドバイザーコミュニティの協力を得ながら、Spotifyでは専任のアクセシビリティサポートチームを編成し、2026年5月にサービスを開始する予定です。
- 障がいを持つ方の意見を取り入れた研修が信頼につながるというフィードバックに応え、Educationワークストリームでは、Fableと提携してEP 206を提供しました。コース全体には、Fableのテスターによるコンテンツが含まれています。今年、約250人のR&D従業員とカスタマーサービスチーム全員が、アクセシビリティに関する研修を修了しました。
- 実践的なアクセシビリティを実現するには障がいのある方と協力してテストを行うことが欠かせないというフィードバックを受け、Fable Engageとの連携を強化し、毎月継続的にテストを実施できる体制を整えました。またテストで繰り返し確認された課題については、エンジニアが開発中に行う自動チェックにも反映され、同じ問題が再び発生しないようにしています。さらに、社内学習プラットフォームについても、公開前にFableによるテストが実施されました。その結果、従業員に提供される前に、ベンダー側でアクセシビリティの改善が行われました。
- 高品質の文字起こし、支援技術との互換性、シンプルなナビゲーションによって企業コミュニケーションが利用しやすくなるというフィードバックに応え、Communicationsワークストリームで、ニュースルームサイトである「For the Record」について障がいのある方と協力してテストを行い、特定された課題への対応を進めています。社内では現在、画像ベースのコミュニケーションでの代替テキスト、配信ビデオのクローズドキャプション、アクセシビリティに配慮したプレゼンテーション用のカラーパレットが標準的に使用されており、SNSでもプラットフォームレベルのアクセシビリティ機能を有効化しています。
- 雇用プロセスで支援技術を確実に利用できるようにする必要があるというフィードバックに応え、Employmentワークストリームでは、環境整備に関する案内を求人票や募集要項に追加し、Talent Acquisitionチームが各段階で積極的に環境整備について案内できるよう、体制を整えました。
- 元の計画にあった調達セクションには明確な基準がないというフォーカスグループからのフィードバックを受け、Procurementワークストリームでは今年、この取り組みに必要な基盤づくりを進めました。Governance Visionドキュメントや、ベンダー向けのアクセシビリティ評価に関する質問案の作成、調達時にベンダーを評価するための分類手法の整備などが行われました。
- 取り組みについて明確なスケジュールと測定可能な進捗の共有が必要であるというフィードバックに応え、インサイトワークストリームでは、第三者機関を基準とした適合性評価を確立し、アクセシビリティ状況を確認できるダッシュボードを構築しました。この進捗レポートも、四半期ごとに開催されるAccessibility Advisory Boardとともに、フィードバックに応えるための取り組みのひとつです。
ご意見をいただいたものの、まだ対応に至っていない事項。まだ対応できていない項目がいくつかあります。フォーカスグループの参加者から、アクセシビリティセンターのフォーム以外にもフィードバックを送信する方法を追加してほしいという要望がありましたが、こちらは引き続き対応が必要です。また、SNSでの代替テキストの継続的な運用を確立できていないほか、体験型マーケティングに関する基準についても、Fableとの協議がまだ完了していません。
雇用
2025年のアクセシビリティ計画では、障がいのある候補者や従業員にとって利用しやすい、雇用や人事に関する仕組みづくりを取り組みとして掲げました。障がいを持つ方との協議のなかで、雇用に関する取り組みは、応募プロセスで実際に支援技術を利用できるかによって、その信頼性が左右されるという意見が寄せられました。
- 当社はこの取り組みを評価するために、障がい者平等指標に参加します。
- 2025年7月に「Best Place to Work for Disability Inclusion」を受賞したことを受け、2026年に自社の取り組みを評価するため、障がい者平等指標への参加登録を行いました。
- 当社のDisability & Neurodiversity Belonging Groupのエグゼクティブスポンサーを指名します。
- 社外人材募集ウェブサイト「Life at Spotify」や、社内モビリティプラットフォームなどで、雇用プロセスのアクセシビリティを改善します。
- 求人票や募集要項に、応募や面接のプロセスのどの段階でも、環境整備のリクエスト方法について案内が記載されるようになりました。リクエストの追跡や結果の報告についてはまだ開始されていません。
- 障がいや神経多様性を持つ従業員とマネージャーのためのリソース、プログラム、ツール、サポートを引き続き開発していきます。
- 全従業員を対象にグローバルなメンタルヘルスプラットフォームを導入しました。神経多様性を持つ従業員の体験をより深く理解することに重点を置いています。
- 当社のコミュニティエクスペリエンスチームと連携して、社内の全従業員が対象となるエンゲージメントイベントをアクセシブルなものにし、イベントでのアクセシビリティに関するリクエストを追跡して今後の計画改善に役立てます。
- Spotifyで今後開催される全社イベントに向けて、コミュニティエクスペリエンスチームと連携し、障がいのある従業員への配慮についてイベントスタッフに説明を行いました。
- 社内の人事システムとアプリケーションを監査し、全従業員を対象にアクセシビリティの確保を進めます。
- 現在、システム監査を進めています。また、アクセシビリティチームやFableと連携し、できる限りアクセシブルな体験を提供できるよう最新プラットフォームを公開しました。公開前には、必要な改善をすべて行いました。
- 環境整備プロセスを審査し、改善が必要な分野を特定します。
環境の構築
2025年のアクセシビリティ計画では、すべての従業員や訪問者にとって利用しやすい職場環境づくりを取り組みとして掲げました。障がいを持つ方との協議のなかで、オフィスの利用しやすさは、移動しやすさ、音、照明、静かな空間の有無によって左右されるという意見が寄せられました。
- 集中エリアやミーティングポッドなど、利用できるさまざまなスペースや環境整備について従業員とコミュニケーションを図っています。
- ニューヨークやストックホルムの本社では、神経多様性を持つ従業員が実力を発揮できるよう、感覚的な負担を軽減し、静かで落ち着いた環境を提供する新しい空間の整備が計画されています。来年実用化される予定です。
- Design and Buildチームと連携して、各オフィスで可能な環境整備や利用できる空間を特定して、2026年の第3四半期までに共有できるよう取り組んでいます。
- Spotifyのアクセシビリティガイドラインを更新し、すべての新規プロジェクトに適用します。
- すべての新規プロジェクト向けガイドラインを導入し、ドアの自動化や案内表示、会議室の家具の高さや感覚環境の設計などの物理的な改善を、定められた基準に沿って進められるようにしました。
- 屋内の移動ルート全体にわかりやすい案内表示が設置され、出入口や通路の照明が改善されたほか、アクセシビリティに配慮した会議室が整備されました。たとえば、車いす利用者でも使いやすい高さのテーブルや、聴覚に障がいのある方が読唇しやすい楕円形や円形のテーブルなどが導入されました。
- 当社ガイドラインを監査し、ギャップを特定してそれに対処するためにガイドラインを更新します。
- ガイドラインの監査と更新に必要な追加リソースの特定を進めています。
- 当社のGlobal Workplace Servicesチームにアクセシビリティに関するトレーニングを提供します。
情報通信技術 (ICT)
2025年のアクセシビリティ計画では、障がいを持つ方をサポートできるよう、専門知識やツールを備えたカスタマーサービスチームの構築を掲げました。また、顧客向けおよび社内向けサポートツール全体で、アクセシビリティに関する課題の改善にも取り組んでいます。障がいを持つ方との協議のなかで、カスタマーサポートの価値は、対応担当者が支援技術やアクセシビリティを十分に理解しているかによって左右されるという意見が寄せられました。
- 当社のチーム内に障がいを持つ人をサポートするための専門的な知識、スキル、ツールを備えたチームを構築します。
- 役割の定義や高度な技術研修、問い合わせ対応全体のフロー整備などを含め、専任アクセシビリティサポートチームの構想を確定しました。
- 障がいを持つユーザーに高度なサポートを提供できるよう、すべてのチームを指導します。
- 事例や専門のアクセシビリティチームの基準を確認することで判明した、知識面の課題に基づいて研修を見直しました。
- カスタマーサービスのアドバイザー全員が、アクセシビリティ研修を修了しました。
- 既存の問題を解決し、カスタマーサービスプラットフォーム、セルフサーブのページ、ボットの体験を改善することで、アクセシビリティを向上させます。
- 外部向けカスタマーサービスツールを継続的に審査および改善するプロセスを確立します。
- アクセシビリティフォームは現在、アドバイザーに直接届き、アドバイザーが常に確認しています。
- 既存の問題を解決し、社内のオペレーターツールのアクセシビリティを向上させます。
- ツールの監査が100%完了しました。監査で特定された問題の修正作業を開始しました。
- 社内オペレーターツールを継続的に審査し、改善するプロセスを確立します。
- 新しいアクセシビリティサポートチームは、社内チャネルからのフィードバックに基づいて、これらのツールを継続的に審査および改善します。
- Spotifyのパフォーマンス管理フレームワークを構築して、アクセシビリティに関連するインタラクションをより適切に管理できるようにします。
- 新しいアクセシビリティサポートチームは、品質保証チームが問題を理解し、パフォーマンスを評価できるよう研修を行います。
- Spotifyの著作権に関するポリシーを維持および審査し、アクセシビリティに関する標準 (Spotifyのデザインシステムで定義) を反映させ、お客様のさまざまなニーズや学習スタイルに合ったコンテンツを公開します。
- 正式にはまだ開始されていないものの、初年度の進捗において検討されたすべての文書については、アクセシビリティの基準を満たしています。
- お客様のフィードバックと定期的な監査に基づいて継続的にモニタリングと改善を行います。
- ワーキンググループを立ち上げ、プロジェクト関係者やアクセシビリティのリーダーシップと定期的に会議を行えるよう体制を整えました。進捗レポートは月次会議で共有されます。
ICT以外のコミュニケーション
2025年のアクセシビリティ計画では、オンラインでの体験、社内外のアセット、SNSチャネル全体でアクセシブルな形式とコミュニケーションを標準化することを取り組みとして掲げました。障がいを持つ方との協議のなかで、高品質の文字起こし、支援技術との互換性、シンプルなナビゲーションによって企業コミュニケーションが利用しやすくなるという意見が寄せられました。
- SpotifyのニュースルームやSNSチャネルなどのオンライン体験全体で、アクセシブルな形式とコミュニケーションを採用および標準化します。
- ニュースルームサイト (For the Record) について、障がいのある方と協力してテストを行い、特定された課題への対応を進めています。
- 内部および外部の画像、アセット、プレゼンテーションのベストプラクティスを構築します。
- 画像ベースの社内コミュニケーションすべてに、代替テキストを追加しています。
- 社内で配信される動画すべてに、クローズドキャプションを追加しています。
- 社内のプレゼンテーションすべては、アクセシビリティに配慮した承認済みの配色を使用してデザインされています。
- 従業員向けにアセットに関するフィードバックを社内で共有するシステムを構築します。
- マーケティングのアセットやリソースを監査し、改善を見込める点や追加できる可能性のある役立つリソースを特定します。
- 監査の実施期間 (2027年第1四半期) と連絡窓口を定めました。
- 世界中のSpotifyチームと連携して、すべてのSNSチャネルで自動生成のキャプションや、その他プラットフォーム内のアクセシビリティ機能を利用できるようにします。
- 音声なしでの視聴や英語以外の言語でも利用できるように、動画に焼き込み字幕を追加し、自動翻訳が可能なプラットフォーム生成のキャプションも使用しています。
- 各SNSプラットフォームのアクセシビリティ機能 (テキスト読み上げ、スクリーンリーダー機能など) が自動で有効になるようにしました。
- 代替テキストについて、拡張可能なアプローチを検討しています。
- Fableと協議し、体験型マーケティングに関する既存の基準を評価し、追加の対策を講じる計画を立てます。
- 対面での体験に参加する人が不快な経験をしないよう、事前に連絡を送信します (「このイベントは照明が点滅するパフォーマンスを含みます」というお知らせなど)。
- イベントでは、来場前のコミュニケーションが必ずしも可能なわけではないことがわかりました。標準対応として、会場内にアクセシビリティ対応の案内表示を設置しています。
商品、サービス、施設の調達
2025年のアクセシビリティ計画では、調達および契約プロセスにおいて、他社製ツールやベンダーがアクセシビリティの基準を満たしていることを確認するという取り組みを掲げました。障がいを持つ方との協議のなかで、プロダクトの購入前にアクセシビリティのテストを行うべきであるという意見が寄せられました。また、フォーカスグループの参加者からはベンダーのアクセシビリティを評価する際に適用される基準を明確化するよう要望がありました。
- 最優先事項として、Spotify for Vendorsのウェブサイトにアクセシビリティに関する声明を表示し、社内および社外で当社の方針が周知されるようにします。
- 新しい要件を社内へ周知し、ベンダーに求められるアクセシビリティ対応についての認識を高めるため、コミュニケーション計画の草案を作成しました。
- 計画の枠組みが完成しました。現在は個別のコミュニケーションを進めています。
- 関連する支出カテゴリーで主要な戦略的ベンダーを審査し、アクセシビリティに関する考慮事項を評価します。
- アクセシビリティに関する質問を、対象範囲のカテゴリーの既存の提案依頼書 (RFP) プロセスと、ベンダーのオンボーディングプロセスに組み込むよう計画を立てます。
- ベンダーのアクセシビリティ対応を評価するスコアリング手法となる、アクセシビリティ評価質問の草案を作成しました。
プログラムおよびサービスのデザインおよび提供
2025年のアクセシビリティ計画では、プログラムやサービスの設計、開発、テスト、研修、改善に至るまで、そのライフサイクル全体にアクセシビリティを組み込むことを取り組みとして掲げました。障がいを持つ方との協議のなかで、意義のあるアクセシビリティの取り組みは障がいを持つ方と協力してテストを行うことが欠かせないこと、障がいを持つ方の意見を取り入れた研修が信頼につながること、そして取り組みには測定可能な進捗の共有が必要であるという意見が寄せられました。
トレーニングと文書化
- すべての研究開発従業員に、アクセシビリティに関するトレーニングを完了するよう呼びかけます。
- 約250人のR&D従業員 (約5%) とカスタマーサポートチーム全員を対象に研修を実施しました。
- 特定のプロダクト分野により当てはまる内容になるようコースを更新します。
- プロダクトマネジメント向けのコースが作成され、好意的なフィードバックが寄せられています。
- 各役割に特化した詳しいトレーニングを完了するよう担当者を促します。
- 新しい研修グループを追加し、研修を順次予定しています。
- チーム向けに自分で作れるアクセシビリティキットを開発し、自分たちでトレーニングを実施できるようにします。
- 固定的なチェックリストを作成するのではなく、開発者のワークフローで直接ガイダンスを活用できる仕組みづくりへと方針を転換しました。
- 既存のコースのコミュニケーション計画を作成してスケジュールし、社内の認知度を高めます。
- プログラムの成果を確認し、フィードバックを集めて改善が必要な分野を特定します。今後の反復的作業の必要に応じて、プログラムを調整します。
- 各グループの終了後にフィードバックを収集し、満足度スコアを確認し、継続的に資料を調整しています。
- 登録やフィードバックのデータなど、トレーニングの主要な指標をインサイトチームに提供し、そのデータに基づいてトレーニングの内容や利用可能状況を改善します。
- 参加者の数、所属するチーム、受講したセクションに関する情報を共有することで、エンゲージメントと登録数を向上させる方法について意思決定が促進されています。
チーム
- 社内でアクセシビリティ担当者のネットワークを構築し、担当者がビジネスにおいて、ほかの非機能的要件と同様にアクセシビリティの確保を率先して推進するよう働きかけます。
- 研修プログラムの修了者、諮問委員会、活発なSlackチャネル、部門横断的なリーダーシップと連携することで、一部の「担当者ネットワーク」だけではなく、組織全体でアクセシビリティの推進に取り組める体制を整えました。
- 社内でアクセシビリティ担当者のネットワークを拡大し、アクセシビリティの向上を継続的に呼びかけます。
- 社内の経験を積んだアクセシビリティ担当者のネットワークをより正式なキャリア開発のフレームワークに組み入れます。たとえば、Spotifyのキャリアフレームワークの新しい前提条件として、アクセシビリティへの積極的な取り組みを加えます。
監査、調査、分析
- 障がいを持つ人に参加してもらい定期的に監査を行って、Spotifyのアクセシビリティの状況を継続的に評価し、問題の発見から解決までの時間を短縮できるよう対応時間を追跡します。
- 2025年下半期のモバイル監査サイクルを完了し、阻害要因となる問題を100%、重大な問題を99%、主要な問題を約60%、軽微な問題を約65%解決しました。
- Fable Engageで、Spotifyの主要な利用フローについて、障がいのある方の協力を得て実地のユーザビリティテストを実施し、Accessible Usability Scale (AUS) のスコアを算出しています。
- データに基づく分析とストーリーテリングを活用して、アクセシビリティの取り組みを追跡し、組織間で積極的な取り組みについて称賛します。
- Accessible Usability Scaleの手法を評価し、適合性を測る単一指標としてその手法を使用できるか、監査の結果と併せて補助的な指標として使用する方が適切かを確認しています。四半期ごとに開催される諮問委員会の会議では、積極的な取り組みが評価されています。
- Spotifyのマイクロサイトやウェブサイトを監査します。
- 監査およびアクセシビリティの範囲を社内プロダクトまで拡大します。
プロセス
- プロダクトの発見ステージ:適切なツール、テストインフラ、自動化を導入することでメリットが得られる、デザイン、プロダクト、ソフトウェア開発のライフサイクルにおける主要なポイントをすべてマッピングします。そして、デザイン、プロダクト、ソフトウェア開発のワークフローの関連セクションに、適切なツール、テストインフラ、自動化を構築・統合します。
- 開発ライフサイクルにおける複数の段階で、アクセシビリティ対応ツールの埋め込みが進められています。
- 既知の問題に対する自動修正を進めるとともに、各修正ルールを実際の本番コードで検証しています。また、チームが回避策ではなく適切なコンポーネントを選べるよう、デザインシステムにもガイダンスを組み込んでいます。
- アクセシビリティのプルリクエスト (PR) レビューのルールは、複数のWeb向けリポジトリですでに有効になっています。
- 反復とメンテナンスのステージ:適切なツール、テストインフラストラクチャ、自動化に投資することで、プロダクト開発ライフサイクルの初期段階にアクセシビリティに関する考慮事項を組み込むことができるようにします。Spotifyの従業員が、関連するアクセシビリティのコンテンツに対して、自主的に修正や貢献を行えるようなワークフローを導入します。
- 信頼性の高いcodemodルールを、すべてのプルリクエストで実行されるプルリクエスト (PR) 単位のアクセシビリティルールセットへ組み込み、監査結果を強制適用可能なlintルールに変換しています。
- モバイルでは、自動化されたiOSアクセシビリティテストのパイプラインの承認が完了し、統合に向けた作業が進んでいます。これにより6時間ごとにスケジュールされたテストを実行できるようになります。次の段階では、Androidのパイプライン作業が進められます。今回のサイクルでは、3件のプルリクエスト (PR) により、テストシステムとドキュメントの管理がアクセシビリティチームに移管されました。
- 発生した問題を修正できるよう、ローリングサポートを提供します。
- クリエイティブなプロダクトブランディングでアクセシビリティの基準を達成します。
- ブランドとクリエイティブの従業員が、アクセシビリティ研修を修了しました。